クリパ2014~春松竹2015までとそれから

 

 
 
 
彼がいなくなって一年。
 
もう一年経ったのかという気持ちと、まだ一年しか経っていないのかという気持ちが入り混じってる。彼がいたことは昨日のことのように思い出せるのに、一年前だなんて信じられないくらいわたしにとってはいつまでもかねこじが存在し続けているのに、その反面記憶は薄れていくもので、最後に見た彼の表情をうまく思い出すことができないのが悲しい。
 
 
わたしの中で「かねこじ」という存在がそれはそれは大きいもので大切なものであったと、気付くのは彼がいなくなってしまった後だった。しっかりと見てきたつもりだったけど、今あるのはもっとああしとけばよかったこうしとけばよかったという後悔ばかり。わたしにとって康二を好きでいることに康二の幸せを願うことにかねこじという要素は必要不可欠なのだ。
好きな人が生きてくれていればいい、幸せでいてくれればそれでいい。それはもちろんとして。誰と生きるのか、誰の笑い合うのか、わたしの中ではとても重要なことである。これぞシンメ厨の定めである。
 
 
今でも、ふたりが並んでる姿を思い浮かべて号泣するほどには恋してくて大好きで、大の大人がそれほどまでに泣くのか!?っていうくらい涙腺を崩壊させる罪深いシンメがわたしにとってやはり最強で最高で自慢のシンメであることに今なお変わりない。
 
一年経って、それでも好きな気持ちを抑えることができないので、なんとなく文字に起こしてみようと思った。
 
 
 
 
かねこじといえば、何を隠そう今は亡き伝説のシンメである。……どうしよう自分で言ってて切ない!
年齢は二歳差、身長は常にどんぐりの背くらべ。(どうでもいい)
ピンクの彼が年下でツッコミ。お話するのが好きで、意外と笑いに貪欲。康二の些細なボケや行動、他の人が見てみぬフリをしそうなことでも見逃さずに拾ってくれる愛に溢れた人。康二にはツンツンさばさばしてるように見えるけど、康二のいないところでは楽しそうに康二の話をしたりとなんだかんだ言っても実は康二が大好きな彼です(知ってた)ウリウリ~(黙れ)本人曰く、康二の考えてることは全部分かるそう。いや、すごいなまじで。康二のことに関しては彼の右に出る者はいないと思われる。見た目は色白でキュートでおめめがクリクリなのでハーフのような顔立ちだけど口を開けばあの6人の中では一番関西人っぽい(当社比)
 
緑の彼が年上でボケ。年齢、歴共に彼よりも先輩だが、末っ子気質で甘えん坊なため年上ながら彼に甘える様子がよく見受けられた。彼が大好きなのが見ていてとても伝わってくる。添い寝してみたり、キスせがんでみたり。パーソナルスペースが0なので距離感が近い。(一方的に)本人曰く、彼と一緒にいるとたのしいらしい。長年一緒にいて楽って言うなら分かるけど楽しいって言えちゃうところがすごい。うまく言えないけど、すごい。そしてボケる、とにかくボケる。彼がツッコんでくれるという絶対的な信頼の上に成り立つものだと思う。甘えん坊だけど頼れる男。見た目は純日本人のような質素な顔立ちだけど(失礼)(わたしは好き)実はハーフ。そういうところでもシンメ感出してくるかねこじやばい。(結局)
 
 
そんな、友達でもあり相棒でもあり盟友でもある一言では言い表すことのできないシンメ。
プライベートでも仲が良く、レッスンに待ち合わせして行ったり、一緒にユニバ行ったりディズニー行ったりスノボに行ったり、同じ時期にインフルエンザにかかる等。ちなみに一緒にインフルエンザにかかった際は康二から彼に「インフルなったらしいやん?!おそろおそろ~!」という電話がかかってきたとのこと。とんでもなく迷惑だ。(でも愛しい)また、「廉とか康二は自分のことをおもしろいって言ってくれる」という発言からも分かる通り康二の存在が彼の自信に繋がっていたんだと思う。
 
最前線に登り詰めるまで、それはそれはいろんな格闘があったと思う。そうだねファンからも何でこの二人が?って言われたこともあったね。全部を一緒に乗り越えて、メインで立ったあの最後の松竹座の景色はどんな景色だったのかな、って考えだしたらまた泣いてしまうのでやめよう(笑)
 
 
 
2014年夏から仕事をセーブし、メディア露出もほとんどなくなった彼は東京で目撃情報上がるようになった。しかも制服?!なぜ?!と世間をざわつかせた。受験するんだってと噂が流れ、どうして東京にいるのか?東京の学校受けるの?と混乱は続いた。
そんな中でクリパ出演が決まり、ああ戻ってきてくれたと安堵したことは記憶に新しい。それが予兆であることに気付いてたけど、気付かないふりをしてしまったのは間違いなく現実逃避で、あることないこと囁かれる情報に必死に耳をふさいだ。
 
 
そんなクリパ2014のお手紙コーナーでの出来事。
「まいジャニ魂しよう」と廉くんに言った彼。その後涙しながら登場する大吾。ただただ何事かと。ファンからすれば確かに泣けるほどうれしい言葉だった。
今となっては「叶わない」「出来ない」それが分かっていた大吾の涙に、なにきんに対する想いと彼に対する想いを感じる。
 
廉くんだけだった。ずっとまいジャニ魂がしたいと言い続けてくれてたのは廉くんだけで。他のメンバーが言ってくれないのはどうして??そんな疑問を浮かべたところで答えはひとつ。すでに出てしまっている答えを変えることなんて、誰にも出来なくて。それでも気持ちを声にして伝えてくれる廉くんがまいジャニメンバーを大切にしてくれてることをひしひしと実感できた。そんな廉くんだから、彼も答えてくれたんだと今なら思う。出来るとか、出来ないとか、もうそういうんじゃなくて、その気持ちが廉くんも大吾も嬉しくて寂しかったのかもしれない。
雑誌のインタビューでも「まいジャニはホーム」発言してたしね?!?!(廉くん株爆アゲ)
  
 
冬から春にかけて彼のラジオ出演フィーバー。
おしゃべりが大好きな彼にとってのご褒美だったのかもしれない。
かねこじで出たラジオで聞かれた来年の予定は?という質問に「予定は未定」と答えた彼。そんな彼に対して「俺を笑顔にする、やろ?」と訴えた康二。「ちゃいますねぇ」と交わす彼。全く以ってしんみりした雰囲気じゃなくて和気あいあいとしたいつものようなシンメのやり取りだったけど、
だってまさかほんとにそんなことになるなんて思ってもなかったんだもん!!!!!!(滝涙)
 
 
クリパでも、ラジオでも「まいジャニ魂やりたい」とこうして最後に口にしてくれた彼の中では"やりたい"よりも"やりたかった"の方が意味合い的にしっくりくるとしたとしても、まいジャニ魂を選んでくれたことが6人を望んでくれたことが嬉しくて悲しくて愛しくて切ない。
 
 
2015年3月のまいどジャーニー。
座り位置が下段なにわ皇子上段kinkanに分けられてて、友達と最後のファンへのプレゼントかな、なんて、そんな話をした。
 
 
迎えた春松竹2015楽。
オープニングのハピラキから目を潤ませていた彼。楽屋で、円陣で、いろんな言葉が飛び交っていたのではないかと想像させた。関西jr.恒例のあの円陣。"盛り上がれんのか?"は彼が言っていた。年上の康二が言わないところもかねこじらしさが出てると思う。ここ最近シンメというよりも相方感が強かった2人に久しぶりシンメというものを感じることができた春松竹。
最後に2人で歌う曲として選んだのはかっこいい曲でも可愛い曲でもアイドルっぽい曲でもなくてとっても"ふたりらしい"曲だった。
 
 
彼はそれを"康二と安定コンビで歌う曲"と例えた。
 
 
自分たちでかねこじというものを確立させていた2人。最後に一緒に立つステージで、最後にファンに見せたかった姿が可愛いかねこじでも、かっこいいかねこじでもなく"ありのままのかねこじ"であったこと、それを大切にしてくれてたと思えること、やっぱり自慢のシンメであることに間違いはない。
 
春松竹中カメラマンという名目で舞台上に自分の一眼を持ち込む康二は彼が立つ最後のアイドル姿を必死にカメラに収めていたのではないだろうか(願望)
 
 
アンコールでひとり花道の奥まできてファンに深々と頭を下げる彼
それを上手から優しい笑顔で見つめる康二
 
 
これだけはどうしても、何回思い浮かべても、涙を流してしまう。シンメとして、先輩として、切なくもあり愛しさも混ざってるそんな笑顔で。この瞬間千秋楽で一番泣いた。これでもかってくらい泣いた。このシンメがほんとにほんとにほんとに大好きだと思った。
 
 
 
その後WEBから彼の名前が消え、分かってはいたけど涙が止まらなくて、今までのふたりが走馬灯のように駆け巡って、高校生でデビューしたいと言っていた彼をデビューさせてあげられなくてごめんねと康二と一緒に歩く道を作ってあげられなくてごめんねと、ファンってなんなんだろう応援するってなんなんだろうと毎日考えた。
気持ちがうまく整理できないまま、それでも時間は止まってくれなくて必死にかねこじという面影を康二の中に探そうとしたけど、探すまでもなくわりと堂々と彼の面影を残してくれてた。
 
 
 
  • 彼がいなくなって確か2回目のあほすきで、たとえツッコミの練習をしてます発言。 

ツッコミがいなくなったので自らツッコミを練習していくというスタイルに、泣けた

 

  • 上記と同じ日に、毎日米だと飽きる発言。

それ、あなたが彼と一緒にラジオに出演した時に彼があなたに言った台詞ですよね……?となる。いつも康二の相手をするのは疲れたと。毎日お米じゃ飽きるからたまにはパンが食べたいんだと。確かに彼はそう言ってた。

 
 
 
  • 誕生日に彼からお祝いしてもらったとインタビューで答える。(盟友と表記してくれた記者さんに足向けて寝れない)
 

  • 夏の松竹座少年たち2015のSHOW TIMEで関ジャニ∞の無限大を歌う。
"いつしか遠く離れても 確かな絆は途切れない 心に元気無限大 大切な仲間"

  • クリパ2015で彼が着ていた衣装を身に纏いステージに上がる。彼の担当カラーであったピンクのメッシュを入れる。
関西jr.の中ではメッシュと言えば彼なんですよね。だからメッシュを入れるだけでも、あっ!て思うのに、さらに担当カラーまで入れてくるからこれはもう、もうっっそういうことでしょう?!?!
 
  • 春松竹2016では春松竹2015で彼が歌っていた歌を歌う。
 
  • "春は終わりの季節であり始まりの季節"だと、春は少し苦手だと、自分は寂しがりなんだと言う。
 
 
 
彼がいなくなってから今日までの一年間。
康二はずっと彼の存在を訴えかけてくれたように思う。忘れないでと、言われていた気がする。ファンの勝手な願望だし、勝手な思い込みだし都合のいい解釈だけど。
 
 
忘れるわけないだろ!!!!×1000億
 
 
ちなみに他のメンバーにも節々にそういったところが見受けられたりする。(自重しろ)
 
 
 
今という時間に永遠はないけど、一瞬は永遠に輝き続けるものだと思う。
デビューに辿りつけて一生アイドルでいられる権利を得るのはごくわずかな人たちで、その途中何人ものひとがやめてくジュニアの世界の中で、好きな人に出会って好きなシンメに出会って同じ時代を生きながら応援できる時間ってやっぱり最高の夢だと思うから、たとえこうして別々の道を進んでしまったとしても、出会った瞬間からわたしにとってかねこじは醒めない夢である。
最初の方に伝説のシンメと述べたけど、今も存在してるのならばそれは伝説とは言えないのかもしれない。一生ふたりが並ぶ姿を見れなくなったあの日から、彼らは伝説になったのではないかと思う。
 
彼らが存在していた事実、今は無きもの、彼らについて語る上で未来形は二度と使えなくなってしまったこと、故に全てが過去形になってしまうこと。その全てが伝説だと思う。
 
 
もしかねこじに出会ってなければ、こんなに泣くこともこんなに苦しくなることもこんなに切なくなることもあの日松竹座に入ってすらなかったと思うけど、かねこじに出会ってたくさん幸せもらって胸が温かくなって応援していてよかったと思えた。
生まれ変わっても、かねこじに出会いたい。
キラキラ輝いた未来を一緒に歩きたい。
そんな重たい想いを背負いながら、
わたしは今日もかねこじが大好きだ。
 
 
 
 
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